歴史の風を感じて―― 久留米城と有馬記念館の旅
歴史と文化が静かに息づく「久留米城跡」と「有馬記念館」

福岡県久留米市には、歴史と文化が静かに息づく場所がある。その代表的なスポットが「久留米城跡」と「有馬記念館」。この二つの地を巡ることで、江戸時代から続く有馬家の軌跡と、久留米の町の歴史的な重みを体感することができる。
「久留米城跡」

まず訪れたのは、久留米城跡。別名「篠山城」とも呼ばれ、慶長年間に有馬豊氏によって築かれた。現在は本丸跡に篠山神社が創建されている。石垣や堀は遺構として残り、往時の姿を偲ばせている。城跡からすぐ側に筑後川を見ることができ、当時の城主や家臣たちもこの景色を見て、物思いにふけっていたのではないかと想像が膨らむ。
「有馬記念館」

ぐるっと城跡を散策した後は「有馬記念館」へ。記念館は篠山神社本殿のすぐ側にある。有馬家は関ヶ原の戦い以降、久留米藩主として明治維新までこの地を治めてきた。記念館では、有馬家に関する貴重な文書や甲冑、絵画などが展示されており、その多くが久留米藩の政治・文化・経済に果たした役割を伝えている。
はじめに映像を見せていただいた後、展示をじっくり見学。中でも印象的だったのが、有馬頼徸(よりゆき)の漢詩や書。藩主でありながら学問と芸術に深く通じており、久留米藩を文化的にも発展させた人物だそうだ。また、有馬家はオランダ医学を導入するなど、多くのことを学ぶことができた。
館内は静かで落ち着いた雰囲気。ゆっくり見て回ることができ、最後に“兜のお面”をいただいた。嬉しかったので、車の助手席に飾っている。
足跡
久留米城と有馬記念館。この二つの場所は、まさに「知る旅」にふさわしいスポット。歴史好きの方はもちろん、普段あまり歴史に関心がない方にも、神社を参拝がてら散策に来てみるのもよいところだと思う。
かつてこの地に生きた人々の足跡を静かに感じられる場所だった。


